理学療法士(PT)とは
理学療法士(Physical Therapist、略してPT)は、身体の発達とリハビリテーションの専門家です。国家資格であり、大学や専門学校で3〜4年の専門教育を受けた後、国家試験に合格して取得します。
病院でのリハビリのイメージが強いかもしれませんが、児童発達支援の分野でもPTは重要な役割を果たしています。子どもの分野では、以下のような領域を専門としています。
- 姿勢と体幹:正しい姿勢を保つ力、体幹の安定性の評価と支援
- 運動発達:歩行、走る、跳ぶなどの粗大運動の発達支援
- 感覚統合:固有覚・前庭覚を含む感覚の評価とアプローチ
- 身体の使い方:ボディイメージ、力加減、協調運動の支援
pocopocoでは、PTが個別支援計画の統括も担当しています。身体面の評価を起点に、お子さま一人ひとりの発達の全体像を把握し、最適な支援プログラムを設計しています。
言語聴覚士(ST)とは
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist、略してST)は、ことば・聴覚・嚥下(飲み込み)の専門家です。こちらも国家資格で、専門的な教育課程を修了後、国家試験に合格して取得します。
児童発達支援の分野では、以下のような領域でお子さまを支援しています。
- 発語の支援:まだことばが出ない、ことばが少ないお子さまへの発語促進
- 語彙の拡大:ことばの数を増やし、表現の幅を広げる支援
- コミュニケーション:言語だけでなく、身振り・表情・絵カードなども含めた意思伝達の支援
- 口腔機能:発音の明瞭さ、食べる機能(噛む・飲み込む)の評価と支援
ことばの発達は、お子さまの生活の質やコミュニケーションの幅に直結します。「ことばが遅い」と感じたとき、STによる専門的な評価を受けることで、適切な支援の方向性が見えてきます。
PT・STが在籍する施設を選ぶメリット
児童発達支援事業所には、さまざまな形態があります。PT・STといった専門職が在籍する施設を選ぶことには、いくつかの大きなメリットがあります。
- 医学的根拠に基づいた療育:経験や勘だけでなく、専門的な知識と根拠に基づいたアプローチが受けられます
- 個別の評価と専門的なプログラム:標準化された発達検査や評価ツールを用いて、お子さまの現状を客観的に把握できます
- 他職種との連携:PT・ST・保育士がそれぞれの専門性を活かし、多角的な視点からお子さまを支えます
保育士の役割
療育の現場では、PT・STだけでなく保育士も重要な役割を担っています。保育士は子どもの生活や遊びの専門家であり、療育チームの中で以下のような役割を果たします。
- 日常生活と社会性の支援:着替え、食事、排泄などの身辺自立や、友達との関わり方を支援します
- 集団療育のファシリテーター:小集団プログラムの進行役として、お子さまが安心して参加できる環境をつくります
- 保護者との橋渡し:日々のお子さまの様子を保護者に伝え、家庭での関わり方をアドバイスします
チーム支援の力
お子さまの発達は多面的です。身体の発達、ことばの発達、社会性の発達はそれぞれが絡み合いながら進んでいきます。一人の専門家だけでは見えない課題も、複数の専門家が連携することで見えてくることがあります。
たとえば、「椅子に座っていられない」という一つの課題に対しても、PTは体幹の弱さという視点から、STはことばの理解力という視点から、保育士は環境設定という視点からアプローチできます。これがチーム支援の強みです。
pocopocoでは、PT・ST・保育士の3職種がチームとなり、定期的なカンファレンスを行いながらお子さま一人ひとりの支援にあたっています。スタッフ紹介のページで、pocopocoのチームをご覧ください。
pocopocoの療育プログラムは、このチーム連携をベースに設計されています。お子さまの発達に関するご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。