1歳半健診や3歳児健診で「もう少し様子を見ましょう」と言われて、不安を感じている保護者さまは少なくありません。「様子を見る」とは具体的に何をすればいいのか、次のステップを具体的にご案内します。
健診でのことばは、決してお子さまに「問題がある」という宣告ではありません。ただ、「今の段階では判断が難しいけれど、少し気になるところがある」というサインです。このサインを受け取ったあと、何をするかが大切です。
「様子を見ましょう」は「何もしなくていい」ではない
健診で「様子を見ましょう」と言われると、多くの保護者さまが「じゃあ、まだ大丈夫なんだ」と思われます。しかし、この言葉の本当の意味は「今すぐ診断がつく段階ではないが、注意深く見守ってほしい」ということです。
健診での指摘は、「今の時点で少し気になるポイントがある」というサインです。これは経過観察しつつ、情報収集と相談を始める良いタイミングでもあります。
大切なのは、「待つ」だけでなく「動く」こと。具体的に何をすればいいのか、3つのステップでご説明します。
まずやること3つ
1. 発達相談の窓口に連絡する
まずは、お住まいの市区町村にある発達相談の窓口に連絡してみましょう。相談は無料で、専門職(心理士、保健師など)がお子さまの発達について一緒に考えてくれます。
- 市区町村の子育て支援課
- 保健センター(健診を受けた場所)
- 府中市にお住まいの方は、子ども家庭支援センター「たっち」が相談窓口として利用できます
電話一本で予約できることがほとんどです。「健診で指摘を受けたのですが」と伝えれば、スムーズに案内してもらえます。
2. 児童発達支援事業所に見学に行く
児童発達支援事業所は、受給者証がなくても見学や相談が可能です。「まだ受給者証を持っていないのですが」と伝えても、快く対応してもらえます。
- 実際の療育環境を自分の目で見て判断できる
- 専門家(PT・ST・保育士など)の意見を直接聞ける
- お子さまの様子を見てもらい、アドバイスをもらえることも
複数の事業所を見学して比較することをおすすめします。事業所によって、雰囲気やプログラムの内容、スタッフの専門性が異なります。
3. 受給者証について調べる
児童発達支援を利用するには、市区町村が発行する「通所受給者証」が必要です。申請方法は意外とシンプルで、医師の診断がなくても取得できるケースがほとんどです。
受給者証の詳しい申請方法は、受給者証とは?のページで解説しています。府中市・国分寺市・小金井市の窓口情報は受給者証の申請ガイド【府中市・国分寺市・小金井市】をご覧ください。
「早すぎる」ことはない
「まだ小さいから、もう少し待ってからでもいいのでは」と思われる方もいらっしゃいます。しかし、発達支援の分野では「早すぎる」ということはないとされています。
脳の可塑性(柔軟に変化する力)が高い幼児期に適切な働きかけを行うことで、お子さまの成長をより効果的にサポートできます。早期療育は「治す」ためではなく、「お子さまが持つ力を最大限に伸ばす」ためのものです。
0〜2歳のお子さまの発達と療育については、0〜2歳の発達と療育のページもご参考ください。
相談先の選び方
相談先や療育事業所を選ぶ際には、以下のポイントを確認することをおすすめします。
- 専門職の在籍:理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)、保育士など、複数の専門職がいるか
- 個別対応の有無:お子さま一人ひとりに合わせた支援計画を作成しているか
- 保護者へのフィードバック:療育の内容や進捗を定期的に共有してくれるか
- 通いやすさ:送迎サービスの有無、自宅からの距離
事業所を見学する際には、実際にお子さまを連れて行き、空間の雰囲気やスタッフの関わり方を確認しましょう。
まとめ
健診で「様子を見ましょう」と言われたとき、不安な気持ちになるのはとても自然なことです。しかし、その不安を「行動」に変えることで、お子さまにとってプラスになる一歩を踏み出せます。
発達相談の窓口に連絡する、事業所を見学する、受給者証について調べる——この3つのステップから始めてみてください。一歩踏み出すだけで、見える世界が変わります。
pocopocoでは、受給者証をお持ちでない方のご相談も承っています。見学は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。