健診で「様子を見ましょう」
と言われたら。
1歳6か月児健診や3歳児健診で発達について何か言われると、そのあと何をすればいいのか分からなくなります。 何が起きるのか、いま何ができるのか、どこに行けばいいのか。府中市・国分寺市・小金井市の実務にそって整理しました。
どれになるかは、健診でのやりとり次第です。どれであっても、次の一歩は自分で選べます。
- 経過観察になる
- 「もう少し様子を見ましょう」「◯か月後にもう一度」と言われる形です。いちばん多いパターンで、その場では何も起きません。ただ、待っているあいだにできることはあります。
- 市の相談窓口を案内される
- 発達の相談ができる公的な窓口を紹介されます。府中市なら「はばたき」、国分寺市なら「つくしんぼ」、小金井市なら「きらり」。心理職や専門職に相談でき、費用はかかりません。
- 発達健診・専門相談をすすめられる
- 市によっては、発達専門の医師が診る健診があります(国分寺市の「発達健診」など)。医療機関の受診をすすめられることもあります。
- 何も言われなかったが、親は気になっている
- これもよくあります。健診で指摘がなくても、相談窓口は使えますし、児童発達支援も診断なしで利用できます。気になるなら動いて構いません。
次の健診まで待つ必要はありません。全部やる必要もありません。ひとつだけでも構いません。
市の相談窓口に電話する
紹介がなくても、自分から電話して構いません。費用はかかりません。「健診で言われたことが気になって」で通じます。
受給者証の申請を始める
診断がなくても申請できます。交付まで2か月程度かかることがあるので、迷っているなら先に窓口で聞いておくと、あとが早くなります。
教室を見学する
受給者証がなくても見学はできます。実際に見てから決める方がほとんどです。
医療機関の初診を申し込む
紹介状が要るところが多く、初診まで数か月かかることもあります。受診すると決めたなら、早めに動くほうが選択肢が残ります。
気になっていることを書き出しておく
次の相談のときに必ず聞かれます。その場で思い出そうとすると、いちばん大事なことを言い忘れます。
書き出すための 相談前のメモ用紙と、受給者証の 持ちものチェックリストを用意しています。どちらも印刷して使えます。
会場も、そのあとの相談先も、市によって違います。お住まいの市のところをご覧ください。
府中市
健診
子育て世代包括支援センター「みらい」
042-368-5333京王線 府中駅近く(フォーリス3階)
1歳6か月児健診と3歳児健診を集団で行っています。診察(一般・歯科)、身長・体重の測定のほか、保健・栄養・歯科衛生の相談。1歳6か月児健診では「ことば」、3歳児健診では「心理」の相談もこの場でできます。お知らせは、1歳5か月・2歳11か月になる月の20日ごろに届きます。
子ども家庭支援課 母子保健係の番号です。会場のフォーリス3階「みらい」は10:00〜18:00。付き添いは原則お子さま1名につき1名です。
健診のあとの相談先
府中市子ども発達支援センター「はばたき」
042-306-9700平日 9:00〜17:00(水曜は19:00まで)/第2・4土曜 9:00〜12:00
発達や学校生活について不安のある18歳までのお子さまとご家族、関係機関からの相談
国分寺市
健診
いずみ保健センター(いずみプラザ2階)
042-321-1801国分寺市泉町2-3-8
1歳6か月児健診と3歳児健診を集団で行っています。オリエンテーション、予診、身体計測、内科健診、歯科健診に加えて、希望者は保健・栄養・歯みがき・心理の個別相談を受けられます。3歳児健診では視力検査もあります。費用は無料。令和8年度は月1〜2回の実施です。
子ども家庭部 子育て相談室 母子保健係の番号です。このほか「発達健診」があり、0歳から就学前で発達に心配のあるお子さまを対象に、発達専門の医師が診ます(9:30〜11:30の時間予約制・無料・年18回)。同じ番号に電話して申し込みます。
健診のあとの相談先
国分寺市児童発達支援センター つくしんぼ
042-325-0070平日 8:30〜17:00(祝日・年末年始を除く)
国分寺市にお住まいで、心身の発達に心配のある18歳未満のお子さまとご家族
小金井市
健診
小金井市保健センター(こども家庭センター)
042-321-6296小金井市貫井北町5-18-18
1歳6か月児健診(おおむね第1・3火曜)と3歳児健診(おおむね第2・4水曜)を集団で行っています。診察、身体測定、歯科健診に加えて、保健・栄養・歯科・発達心理の相談があります。3歳児健診では視覚・聴覚・尿の検査も。お知らせは実施月の前々月下旬ごろに届きます。
こども家庭センター母子保健係の番号です。このほか予約不要の「乳幼児健康相談(のびのび広場相談)」があり、保健センターや市内6か所の会館で、身体計測と保健師・管理栄養士・助産師への相談ができます。
健診より、園の先生から言われて動きはじめる方のほうが多いくらいです。やることは同じですが、園とのやりとりが加わります。
先生の言葉をそのまま書きとめる
「集団に入りにくい」「切り替えに時間がかかる」など、先生の言い方をそのまま残しておきます。あとで相談窓口や医療機関に伝えるとき、いちばん正確な情報になります。
どんな場面で、どのくらいかを聞く
「いつも」なのか「特定の場面だけ」なのか。ここが分かると、家庭でできることも見えてきます。面談の場で聞いておいてください。
園と情報を行き来させる形をつくる
口で伝えたことは担任が替わると消えます。紙にして渡しておくと引き継がれます。書式を用意しました。
園に伝えるシートと、園に通いながら児発を使う方法にまとめています。
その場で判断がつかない、という意味です。よくないという意味でも、大丈夫という意味でもありません。次の健診まで待つこともできますし、待たずに相談窓口を使うこともできます。どちらを選んでも構いません。
健診の記録が保育園の入園や就学で不利になることはありません。市の相談窓口を使ったことも同じです。むしろ、早めに相談した記録があると、あとで支援を受けるときの手続きがスムーズになることがあります。
受診しなければ診断はつきません。そして、児童発達支援を使うのに診断は必須ではありません。市が交付する受給者証があれば利用できます。診断を受けるかどうかは、あとから決められます。
0歳から使えます。実際には1歳6か月児健診・3歳児健診をきっかけに始まる方が多いです。pocopoco では0歳のお子さまのご相談もお受けしています。
よくあることです。見学は無料で、契約の義務もありません。まず一緒に見に行って、そのうえで判断するという進め方もできます。相談だけで終わって構いません。
